絵良し👍!話良し👍!おススメの絵本『Frog and Toad』‼︎
本格的な春を感じるまでは、まだまだ気温は上がったり下がったり、ローラーコースター状態ですね。
そんな
"Spring is just around the corner."
な季節になると、いつも思い出すのが
"Frog and Toad All Year" の中の "The Corner" と言うお話。
"The Corner" では、Frog 君が子供の頃、両親から "Spring is just around the corner." と聞き、春を見つける為に色んな角を散策するお話です。
この "Frog and Toad" は、5話1編の4編シリーズとなっていてます。
どのお話もとってもほのぼのとしていて、心温まるFrog 君とToad 君の友情物語です。
とってもシンプルな英文で、学べる文法も多いので、英語が得意でない方も簡単に読め、勉強にもなると思います。
またユーモアもあり、大人が読んでもクスッと笑えて、Frog 君とToad 君の互いへの思いやりや粋な図らいにホロッとさせられる、面白くて素敵な本です。
小さかった娘に読み聞かせていた時、娘もこのカエルさん達みたいに友達を思いやれる優しい子になって欲しいし、こんな固い友情で結ばれた友達が出来るとイイなぁと思いました。
そんな娘ももうすぐ18歳。
絵本に目をキラキラさせてたあの頃も既に遠い昔…😑情報は何でもインターネットやスマートフォンから得るお年頃。
私: Do you remember "Frog and Toad" story?
娘: Yup. I remember. And Frog and Toad are gay.
母: Whaaaat?! Really? How did you know about that?
娘: I read it on internet. The author is gay. But it doesn't matter. I liked that book.
私: Do you remember any of the stories?
娘: Isn't there a ghost story? I kinda remember that... Oh I liked the cookie story. I remember that I really wanted to try those cookies.
私達もそんな考えは毛頭無く読み聞かせていましたし、LGBTQの事など全く知らなかった無邪気で幼かった娘も、今では私達よりも色々と理解し、自分なりの意見も持つ程に成長しました。
私自身は、作者がゲイと聞いてもこの本に対する思いは変わらず、"Frog and Toad" は、このカエルさん達がゲイであろうがなかろうが、二人は仲良しな友達で、大好きな相手を思いやる優しさを教えてくれる素敵な本であり続けます。
逆に、作者 Arnold Lobel 氏がゲイだと聞いた事で、本だけではなく作者自身にも目を向ける事が出来ました。
“Frog and Toad”: An Amphibious Celebration of Same-Sex Love | The New Yorker
1987年に54歳という若さでこの世を去った Arnold 氏。
彼がこの絵本を書いた時代よりも、若い世代はもちろん、LGBTQに理解を示す人が増えた事を嬉しく思っているかもしれませんね。