ペリカン英語日記

英語ペラペラじゃない私と日本語ペラペラな英語人との国際結婚。英語力アップの為に日々ゆる〜く勉強中。そんな毎日の中、耳にする英単語やイディオムを書き留めておきます。

Breast reconstruction (乳房再建)の選択肢

イギリスにてDCISと診断される🤯🤯 - ペリカン英語日記

DCISです。乳房切除が必要です。」と、言われたその日に直ぐ、breast reconstruction (乳房再建)についても説明をされました。

確かにとっても大事な事(この後に私もとても悩みました)なのですが、診断が下ったばかりでまだ思考回路停止中に、またまた大変な内容の話をされて、そんな事をもう考えないといけないの、ととてもビックリしました。 

 

自分の身に降りかかるこの日まで、考えてもみなかった乳房再建方法。

恥ずかしながら、私の知識不足で、『乳房再建=インプラント(人工乳房)』と思っていた私は、インプラントの他に、『自家組織再建』の選択肢がある事を初めて知りました。

Breast Care Clinical Nurse SpecialistSilvia から、再建についての簡単な説明を受け、自家組織再建の場合、お腹、太もも、脇の下後辺り(背中)、お尻などから組織を取る事が出来るとの事。

インプラントと自家組織での再建双方のメリットとデメリットも同時に説明を受け、私は自家組織での再建がしたいと思いました。

私が自家組織再建の1番のメリットだと感じたのは、柔らかく血の通った温かみのある違和感の少ない胸に仕上がる事。

また、身体の変化と共に、大きくなったり小さくなったり、もちろん下垂もします。

デメリットとしては、手術時間=全身麻酔時間が長いので、身体への負担が大きい事。

更に、胸以外にもドナー箇所へメスが入る為、大きな傷も残り、回復時間も長く掛かります。

インプラントのメリットと言えば、手術時間が短く、それはつまり回復時間も短いという事。

ただ、インプラントはいずれは入れ替えをしなければいけないので、将来またその手術が必要となります。

もしも両胸を切除だったら、インプラントもありだったと思いますが、バランスを考えると、やはり自家組織再建が良いかなぁ。

私は無職で子供も大きいので、回復時間を短くしなければならない訳でもないし、傷が残る事も気にならないし。

 

Silvia からは、"There is no right or wrong answer for breast reconstruction." と言われました。

逆に悩む…🥺。

一昔前と違い、今頃はインプラント再建と自家組織再建、半々に近い割合になっているらしいです。

医療技術の進歩によって選択肢が増える事は大変有り難いですし、再建方法を自身のライフスタイルに合わせて選べるのもとても良い事だと思います。

 

自家組織での再建を望む場合は、再建を担当する形成外科医の先生と話をする必要があると聞き、早速に紹介して頂きたいとお願いしました。

 

紹介された形成外科医の先生 Doctor M がホリデー中で、consultation まで3週間も待つ事に😬。

ま、non-invasive (非侵襲(性)の)だから、多少待っても大丈夫⁈(なのか?🤷🏻‍♀️)

大丈夫なのかは分かりませんが、やっとお話を聞ける日がやって来ました。

 

先ずは胸の大きさを採寸。

次にお腹と太もものお肉を掴まれ、胸の大きさとも比較しながら確認されました。

最終的に私に与えられた選択肢は2つ。

①腹部の組織→微妙にサイズ足らず→後々に脂肪注入

②太ももの組織→両脚→ドナー箇所が2ヶ所なので手術も大変さ増で、リスクも多少上がる

 

むむむむむむ…悩ましい😓。

後に脂肪注入が必要なお腹か、まさかの両脚!太ももか…ううう…ん…悩む。

とりあえず、自家組織での再建が出来ると分かって安心しました。

 

ちなみに、再建にあたって最初に聞かれたのが、喫煙者かどうか。

タバコ🚬を吸っていると血管が細くなるので、自家組織再建に宜しくないそうで。

若かりし頃にタバコを吸っていた者としては、ああ止めといて良かった〜と思いました。

先に自家組織再建のメリットで挙げた『血の通った暖かい胸』は、ドナー箇所から血管を含む組織を胸の血管と繋ぎ合わせるから出来る技。

タバコは身体に良くない理由は色々ありますが、こんな事も起きるので、タバコは吸わないに越した事ないですね。

 

先生からの「ちょっとお肉が足らない」なんて言葉に気を良くしたものの、この2つの選択肢は非常に悩ましい😣。

 

Me: Usually I wish I could be skinny but this time I wished I could have enough fat for breast reconstruction. I am glad to know that I can use my own tissue. 
Well... I need some time to think about which tissue I want to use.

Dr. M: Yes. I understand. There is lots to take in.

Me: By the way I am thinking about going back to Japan at the end of June. Would it be possible to have surgery after the trip?

Dr. M: Well... it's DCIS, right? It's a non-invasive type of cancer, so I think it should be okay. However, as a plastic surgeon, I recommend that you consult with your breast surgeon about it. This is a major surgery, so if possible, it's better to schedule it after your trip. But ultimately, the decision is up to your breast surgeon.

Me: I understand. I hope I can have the surgery after the trip. I will ask my breast surgeon for advice.

Dr. M: Yes, if you can have the surgery after the trip, you should enjoy lots of delicious food in Japan to add some extra fat.

 

実は、ずっと前から娘の大学終了後の6月頃に日本へ帰省したいと計画していました。

出来れば切ったり貼ったりされていない元気な身体で日本を満喫したいなぁ。

温泉も入りたいしなぁ。

手術を先延ばしにしてよいかは、乳腺外科医に聞く様に言われました。

とは言え、永住権も申請してから何の音沙汰も無く、新しいBRPカードが来ていないので、只今海外旅行が出来ない状態。

色んな事が宙ぶらりん…😣。

どうなる事やら。

 

乳房再建術については、『インプラント(人工乳房)再建』、『自家組織再建』更には『脂肪注入再建』などもあります。 

もちろん『再建しない』選択肢もあります。

各再建術は、出来る人出来ない人もいますし、乳房切除後直ぐに再建する(一次再建)、時間を置いてから再建する(ニ次再建)選択肢もあります。

乳頭、乳輪を失う場合には、その再建術もあります。

再建術やアプローチは人それぞれ違うので、自分のライフスタイルや希望に合った乳房再建手術が出来る事が望ましいですね。