ペリカン英語日記

英語ペラペラじゃない私と日本語ペラペラな英語人との国際結婚。英語力アップの為に日々ゆる〜く勉強中。そんな毎日の中、耳にする英単語やイディオムを書き留めておきます。

イギリスのプライベート医療

イギリスの National Health Services (国民保健サービス)通称NHSは、原則無料で医療を受けられる素晴らしいサービスではあるのですが…。

ここ最近、そのNHSの医療従事者さん達がこぞって賃金値上げを要望するストライキをされていて、救急車利用に支障が出たり、予定されていた医療行為がキャンセルされるなどの混乱が生じているところです。

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👆こんな事が起きている昨今、こうして旦那様が勤務する会社の保険 private healthcare を使える事に感謝🙏。

何故ならば、private healthcare でプライベートの医療を受ける場合は、短い待ち時間で医療行為を受けられるからです。

健康診断後から今日まで受けた色々な検査も待つ事なくサクサクと受ける事が出来ました。

 

ただ、私が過去に受けたNHSmammograms はスムーズでした。

住む場所によってもNHS医療の待ち時間は違うのかもしれませんが、ここ数年は、ロックダウン中に出来なかった多くの医療行為が backlog (未処理分、残務)として溜まりに溜まっていて、更にその上にこのストライキ

どの位待つのかは運次第なところもあるのかもしれません。

 

基本無料なNHSと違い、プライベート医療は料金が発生します。

それをこの private healthcare が負担してくれるのですが、今回初めて private healthcare を使うに当たって、私達夫婦は色々と洗礼を受けている所です。

 

私の場合、健康診断時にGPの先生から referral letter (専門医にかかる紹介状)を頂き、保険会社へ電話をして、保険会社が提携する専門医を紹介してもらいます。

乳腺外科医さんとの予約が取れると、またもや保険会社へ連絡し、次は authorization number (承認番号)を頂きます。

病院の受付でも保険会社名、policy number (保険証券番号)とこの authorization number を聞かれます。

 

初めて保険会社に電話を掛けた時、旦那様が横で聞いていたのですが、質問が理解出来ずに適当にトンチンカンな返答する私を見て、"oh my good..." と頭を抱えていました🥴。

電話での会話はとっても苦手😣。

オペレーターの人も毎日やってる作業だから凄く早口だし。

今は、何回も電話をしているので少しは慣れましたが、まだまだ嫌々電話しています。

 

乳房再建を自家組織でと考えていたので、乳腺外科医の Doctor S から形成外科医の Doctor M を紹介して頂き、もちろんその時も保険会社へ電話をし、authorization number を頂き、最初の consultation を受けました。

 

Breast reconstruction (乳房再建)の選択肢 - ペリカン英語日記

で書いた様に、DCISnon-invasive (非侵襲(性)の)なので、手術を先延ばしにしても良いものかと 乳腺外科医 Doctor Spersonal assistant に聞いていたのですが、何の音沙汰もなく時が過ぎていました。

Doctor S も、私がどの再建にしたのか気にしてないのかなぁ…🤔。

便りのないのは良い便り

No news is good news. 

もしかして急ぎじゃないのかなぁ…🙄。

また、自家組織再建をお腹の組織でするのか、両太ももの組織でするのかかなり悩んでいた為、再度 Doctor M と話をさせて貰う事に。

 

Doctor M との2度目の consultationauthorization number を貰う為、保険会社へ電話をすると、"You know that Doctor M is not a fee assured doctor. If he charges us more than what we have assured, you will need to pay any difference in costs yourself." と。

Whaaaaaaat?!😱 

保険会社と提携を結んでいないお医者さんを受診し、保険会社の規定以上の料金になった場合は、その差額を自己負担しないといけないと!😱

旦那様が慌てて Doctor M のオフィスへ値段の問い合わせをすると、な、な、なんと、日本円で50万強の差額😱😱!

愕然…。

ってかさぁ…保険で全額カバーしないお医者さんを紹介しないでよ〜😩。

すっかりヤル気になっていた私は意気消沈😔。

更には、乳腺外科医の Doctor S には "What is going on? It's the end of March already! You should have had a surgery by now!" と、(ってか、私が聞いていた先延ばし出来ますか?の質問の回答貰ってないんですけど…こっちの方が What's going on? Why didn't you answer my question? って言いたいんですけど😣。)先延ばしNGを宣告されてしまい、更にうちのめされました😭。

50万円を超える手出しは流石に痛い😣。

泣く泣く(マジで泣いてました😭)Doctor S と Doctor M のオフィスに希望では無いインプラントでの手術をお願いする連絡を入れました。

 

自分の希望しない再建となってしまい、考える度にポロポロと涙が…😢。

あまりにもショゲかえっている私を見た旦那様が、保険会社がカバーする先生を探そうと、動き出してくれました。

fee assured の形成外科医の先生を見つけ、予約。

そしてまた、保険会社へ authorization number を貰う電話。

モヤモヤが収まらない私達は、保険会社がカバーされないお医者さんを紹介するってどうなの?

お医者さんを紹介される度に fee assured doctor なのかを確認しないといけないのか?と愚痴ってみました。

すると、"If the fee assured doctor referred the not fee assured doctor to you, you should be covered by our insurance."

Whaaaaaaaaat??😳😳😳

ええええ〜ッ、保険でカバーするんかいなッ‼︎

も〜、保険会社のオペレーターさん達、掛ける度に言う事が違うから困るんですけどぉ。😓

でも、朗報‼︎

またまた、Doctor SDoctor M のオフィスに、最初の希望通りに自家組織での再建でお願いします‼︎と、連絡を入れました。

先生方も「コイツどないなっとんねん?ハッキリせいやッ‼︎」って思ってるかもしれませんが、いやいや、保険会社に振り回されてるんですよ〜😣。

幸い、Doctor Mpersonal assistantCarol がとても出来る人で、任しときッ!とテキパキ動いてくれ、保険会社にも念の為にと、ちゃんと保険がフルカバーされる様にと手紙も書いてくれました。

もう、恐ろし過ぎるんですけど…😰。

治療の事だけ考えていたいけど、保険やお金の心配も絶えないのでなかなか大変です。

 

この後も何度か保険会社に電話をしているのですが、また違う事言われやしないかとヒヤヒヤしていました。

 

また、受ける医療行為の code を聞かれる事もあります。

まだお腹の組織で行う再建 DIEP flap surgery (深下腹壁動脈穿通枝皮弁)にするのか、太ももの組織で行う再建 PAP flap surgery (大腿深動脈穿通枝皮弁)にするのか検討している時には、DIEP flap surgerycode は貰えたのですが、PAP flap surgerycode は分からないと言われ、code の設定が無い手術はどうなっちゃうんだろう?

Doctor M 曰く、PAP flap surgery はここ10年以上行われている珍しくない手術で、保険会社にその code が無いって、遅れてるね〜。

医療はどんどん進化しているので、保険会社もしっかり着いて行って、ちゃんとお金払って下さいね😅🙏。

 

色々と勉強させて頂いてますが、とにかく最終的に、手出しでの支払いが無い事を願ってます🙏🙏。(怖〜い😨)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Breast reconstruction (乳房再建)の選択肢

イギリスにてDCISと診断される🤯🤯 - ペリカン英語日記

DCISです。乳房切除が必要です。」と、言われたその日に直ぐ、breast reconstruction (乳房再建)についても説明をされました。

確かにとっても大事な事(この後に私もとても悩みました)なのですが、診断が下ったばかりでまだ思考回路停止中に、またまた大変な内容の話をされて、そんな事をもう考えないといけないの、ととてもビックリしました。 

 

自分の身に降りかかるこの日まで、考えてもみなかった乳房再建方法。

恥ずかしながら、私の知識不足で、『乳房再建=インプラント(人工乳房)』と思っていた私は、インプラントの他に、『自家組織再建』の選択肢がある事を初めて知りました。

Breast Care Clinical Nurse SpecialistSilvia から、再建についての簡単な説明を受け、自家組織再建の場合、お腹、太もも、脇の下後辺り(背中)、お尻などから組織を取る事が出来るとの事。

インプラントと自家組織での再建双方のメリットとデメリットも同時に説明を受け、私は自家組織での再建がしたいと思いました。

私が自家組織再建の1番のメリットだと感じたのは、柔らかく血の通った温かみのある違和感の少ない胸に仕上がる事。

また、身体の変化と共に、大きくなったり小さくなったり、もちろん下垂もします。

デメリットとしては、手術時間=全身麻酔時間が長いので、身体への負担が大きい事。

更に、胸以外にもドナー箇所へメスが入る為、大きな傷も残り、回復時間も長く掛かります。

インプラントのメリットと言えば、手術時間が短く、それはつまり回復時間も短いという事。

ただ、インプラントはいずれは入れ替えをしなければいけないので、将来またその手術が必要となります。

もしも両胸を切除だったら、インプラントもありだったと思いますが、バランスを考えると、やはり自家組織再建が良いかなぁ。

私は無職で子供も大きいので、回復時間を短くしなければならない訳でもないし、傷が残る事も気にならないし。

 

Silvia からは、"There is no right or wrong answer for breast reconstruction." と言われました。

逆に悩む…🥺。

一昔前と違い、今頃はインプラント再建と自家組織再建、半々に近い割合になっているらしいです。

医療技術の進歩によって選択肢が増える事は大変有り難いですし、再建方法を自身のライフスタイルに合わせて選べるのもとても良い事だと思います。

 

自家組織での再建を望む場合は、再建を担当する形成外科医の先生と話をする必要があると聞き、早速に紹介して頂きたいとお願いしました。

 

紹介された形成外科医の先生 Doctor M がホリデー中で、consultation まで3週間も待つ事に😬。

ま、non-invasive (非侵襲(性)の)だから、多少待っても大丈夫⁈(なのか?🤷🏻‍♀️)

大丈夫なのかは分かりませんが、やっとお話を聞ける日がやって来ました。

 

先ずは胸の大きさを採寸。

次にお腹と太もものお肉を掴まれ、胸の大きさとも比較しながら確認されました。

最終的に私に与えられた選択肢は2つ。

①腹部の組織→微妙にサイズ足らず→後々に脂肪注入

②太ももの組織→両脚→ドナー箇所が2ヶ所なので手術も大変さ増で、リスクも多少上がる

 

むむむむむむ…悩ましい😓。

後に脂肪注入が必要なお腹か、まさかの両脚!太ももか…ううう…ん…悩む。

とりあえず、自家組織での再建が出来ると分かって安心しました。

 

ちなみに、再建にあたって最初に聞かれたのが、喫煙者かどうか。

タバコ🚬を吸っていると血管が細くなるので、自家組織再建に宜しくないそうで。

若かりし頃にタバコを吸っていた者としては、ああ止めといて良かった〜と思いました。

先に自家組織再建のメリットで挙げた『血の通った暖かい胸』は、ドナー箇所から血管を含む組織を胸の血管と繋ぎ合わせるから出来る技。

タバコは身体に良くない理由は色々ありますが、こんな事も起きるので、タバコは吸わないに越した事ないですね。

 

先生からの「ちょっとお肉が足らない」なんて言葉に気を良くしたものの、この2つの選択肢は非常に悩ましい😣。

 

Me: Usually I wish I could be skinny but this time I wished I could have enough fat for breast reconstruction. I am glad to know that I can use my own tissue. 
Well... I need some time to think about which tissue I want to use.

Dr. M: Yes. I understand. There is lots to take in.

Me: By the way I am thinking about going back to Japan at the end of June. Would it be possible to have surgery after the trip?

Dr. M: Well... it's DCIS, right? It's a non-invasive type of cancer, so I think it should be okay. However, as a plastic surgeon, I recommend that you consult with your breast surgeon about it. This is a major surgery, so if possible, it's better to schedule it after your trip. But ultimately, the decision is up to your breast surgeon.

Me: I understand. I hope I can have the surgery after the trip. I will ask my breast surgeon for advice.

Dr. M: Yes, if you can have the surgery after the trip, you should enjoy lots of delicious food in Japan to add some extra fat.

 

実は、ずっと前から娘の大学終了後の6月頃に日本へ帰省したいと計画していました。

出来れば切ったり貼ったりされていない元気な身体で日本を満喫したいなぁ。

温泉も入りたいしなぁ。

手術を先延ばしにしてよいかは、乳腺外科医に聞く様に言われました。

とは言え、永住権も申請してから何の音沙汰も無く、新しいBRPカードが来ていないので、只今海外旅行が出来ない状態。

色んな事が宙ぶらりん…😣。

どうなる事やら。

 

乳房再建術については、『インプラント(人工乳房)再建』、『自家組織再建』更には『脂肪注入再建』などもあります。 

もちろん『再建しない』選択肢もあります。

各再建術は、出来る人出来ない人もいますし、乳房切除後直ぐに再建する(一次再建)、時間を置いてから再建する(ニ次再建)選択肢もあります。

乳頭、乳輪を失う場合には、その再建術もあります。

再建術やアプローチは人それぞれ違うので、自分のライフスタイルや希望に合った乳房再建手術が出来る事が望ましいですね。

 

 

 

 

イギリスにてDCISと診断を受けるまでの経緯

イギリスにてDCISと診断される🤯🤯 - ペリカン英語日記 

DCISとは非浸潤性乳管がん。

乳癌の初期状態で、この段階で治療できれば治癒するものです。

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(おしえて乳がんのコト/oshiete-gan.jp より)

私がこの診断を受けるまでの経緯と言いますと、そもそもの発端は4年前の2019年。

右胸のシコリに気付き、GP(General Practitioner かかりつけ医) へ。

触って動くシコリの場合、悪性度は低いが念の為にとNHS(National Health Service 英国の国民保健サービス) mammogram(マンモグラフィultrasound(超音波検査)を受けました。

その時は

Doctor: You have cysts.
Me: What are cysts?

Doctor: Cysts are like little ballons filled with fluid. But you are fine so you can leave now.

cyst : 嚢胞

lump : しこり


NHSでの無料の検査だったからか、あーた大丈夫、次の患者も待ってるし、問題ない人は早く帰って〜な感じで、他の質問をする隙も与えられないまま追い払われてしまいました。

心配要らないと言われたので、とにかくホッとして、そんな対応も気にせずに病院を後にしたのを今でも覚えています。

 

更に2回目の検査は1年前。

2022年、50歳以上が定期的に受けるNHSBreast screeningmammogram を受け、"I am pleased to tell you your mammograms (breast x-rays) shows no sign of cancer." との嬉しいお便りを頂いたばかりでした。

 

そして、DCISが見つかるきっかけになったのが去年12月に受けた健康診断。

全ての検査が終わり最後の診察で、右胸にシコリや嚢胞がある事を伝えると、触診をする先生から、"Yes. I can feel the lump on your right side. But are you aware of the other lump on your left side?" と。

左胸にも小さなシコリがある事には気付いていなかった事もあり、専門医に診て貰う様に言われたのが発端でした。

 

過去5年、既に2回も mammogram を受けている上に、2回目はほんの1年前。

なので、なんて事もない、大丈夫だろうと、この時も全く心配していませんでした。

 

乳腺の専門医との診察日。

breast surgeon (乳腺外科医)Dr. S に状況を説明すると、mammogram & ultrasound をしましょうと言われ、同日に検査となりました。

mammogram を撮り終え、ultrasound を待ちながらしていた主人とのやり取り。

 

Me @11:15: Mammogram is done. Next is ultrasounds (I think)

Husband @11:18: 👍

-The nurse told me that I need to take another mammograms

Me @11:42: I was waiting for my ultrasound, but instead, I needed to do a mammogram again 😥 which made me a bit worried... They needed to take zoom-in mammograms. Now I am waiting for ultrasound. 
Husband @ 11:43: Understood, best to be thorough.

Me @ 11:44: Yes. Just hope that nothing is serious. 🙏
Husbsnd @12:02: 🤞

 

2度の mammogram を終え、やっと ultrasound です。

Doctor: Hmm... You have not just one or two cysts but lots of cysts... I need to do biopsy.

Me: Oh... ok... (oh my...) I've never had one before. Is it painful? 

Doctor: I am going to give you a local anesthesia so you don't feel pain. But I recommend that you take some paracetamol after this. You are Japanese, am I right? Japanese patients are good with pain. Very impressive. 

 

診察日前、状況によっては biopsy (生検、組織検査)もしますとは聞いていましたが、すると事になるとは思ってもいませんでした。

日本人の患者さんは我慢強いよね〜と、お褒めの言葉(?😅)を頂きましたが、痛み具合が想像出来ない。

人生初体験の乳房の biopsy

いきなりな成り行きで、心の準備も無いまま、右胸に局所麻酔 (local anesthesia) をブスッ。

12月に Alopecia (脱毛症)の治療で頭に注射された時も思いましたが、まさかオッパイにも注射する日が来るなんて!😳

何が起きてるのかちょっと拝見と思い、顔を少し動かすと、看護師さんから "I were you I wouldn't see it." と。

が、時すでに遅し。

先生が手にするピストルの様な形の注射器の注射針の太い事!😳

看護師さんが言った意味が分かりました😅。

太ッ…😨、怖ぁ…😨。

そして、バチ〜ンッ、バチ〜ンッと4回ほど打ち込まれ、痛くはないのですが、その音と衝撃にビックリしました。

その後に麻酔が切れ始めると、痛みがジワジワやってくるのを感じ、完全に切れた時はかなりの痛みでした。

(別の日に左胸も biopsy をしましたが、この時の痛みはとても軽かったです。)

言われた様に胸に青アザも出来ました。

これも後で調べて知ったのですが、針生検は先ず太い針で病変部(シコリ)を確保して、その中にある別の針で病変部の組織採取するんですね。

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こんなに検査したのに、Dr. S から今度はMRIをして下さいとの指令が。

これまた初めての検査です。

私は乳房のMRIを撮るので、うつ伏せでの検査。

空いた2つの穴に両乳房を入れ、顔も穴空き枕に顔をスポッと入れ、検査中は機械音がする為、ヘッドホンをし、好みのジャンルの音楽を流してくれました。

検査時間は30〜40分と聞き、そんなに長くこの枕に顔を入れてたら、顔に変な線が残りそうだなぁ〜笑える〜と思いながらいました。

claustrophobic (閉所恐怖症)の方には辛いと思いますが、真っ白で清潔な狭い空間に静かに横たわっているのは、私的には therapeutic (心を癒す)でした。

うとうとする位リラックスして、顔を枕に埋めていたので、案の定、顔に線が入ってました😅。

 

mammograms, ultrasound, biopsy and MRI と検査のオンパレードでしたが、この結果、DCISとの診断を受けるに至りました。

 

私の場合、胸の大きさに対してシコリが4センチ大と大きく、このシコリを取り除くのは、乳房内の組織をほぼ全部取り除くに等しいとの事。

超音波検査をしてくれた先生には、嚢胞が沢山あり、不安要素が多過ぎるので、乳房切除が望ましいとも言われました。

 

この後、乳房再建について悩ましい日々を過ごします。

 

 

 

 

 

イギリスにてDCISと診断される🤯🤯

2月頭、DCIS(Ductal Carcinoma in situ) と診断を受けてしまいました。

日本語では乳房の非浸潤性乳がんと言うのですね。

恥ずかしながら、初めて知る病名で、浸潤を何と読むのかも分かりませんでした。

 

浸潤(しんじゅん)

1.(液体が)しみ込んでぬれること。

2.次第におかして広がること。
 また、(思想・勢力などが)次第にしみ込んで広がること。

 

非浸潤なので、浸潤していない、つまり癌細胞が他の臓器に浸潤していない、転移をしていない(しない)状態の事。
乳房の非浸潤性乳がんは、乳管や小葉の中に癌細胞がとどまっている段階で、転移をする確率は低くいと考えられているそうです。

 

と、これ👆は後で調べて分かった事なんですが😅、診断を聞かされた時はこんな感じでした。


Doctor S (Breast surgeon): We took a closer look at your right breast and you got an early stage of breast cancer called DCIS.
Me: ..... (Did she say C-word???)...uh huh...

Doctor S: So you need to remove your breast. You need to do a surgery. 

Me: ........(Did she just say I need to have my breast removed? Remove the breast... Whaaaaaat??).... 🤯🤯

 

一番驚いたのは、pre-cancer にも関わらず、"remove the breast" と言われた事。

この言葉を聞いて、ただただ頭真っ白、思考回路完全停止。

この一説だけが頭の中でグルグルしていました。


この診断を聞くまでに沢山の検査をしたのですが、念の為に慎重に調べてくれているだけだろう。

家を出る時にも、「十分に検査してもらったから、Doctor S (担当の乳腺外科医)に会うのも今日が最後だね。行って来ま〜す。」と、こんな事を聞く事になるとはつゆにも思っていませんでした。

 

さっさと終わるだろうと臨んだ Dr. S との consultation でしたが、先生の開口一番のCワードと乳房切除と言う言葉に頭がついて行かず、心構えが全く無かったせいもあり、言葉を失っていました。

こう言う時って泣いて狼狽えた方が良いのかなぁ…悲しい表情しないといけないかなぁ…と、どう振る舞っていいのかも分からず、こんな時にバカな事考えてる自分が滑稽に感じて変にヘラヘラしていました。

そしてまだ、コレは何かの間違いでしょう、と全く自分の事として受け入れていない自分もいました。

そんな私とは裏腹に、真剣な表情の先生は乳房再建の説明も始めました。

 

"You need to remove the breast." の一文がぼんやりとしか理解出来ていなかったのですが、直ぐに頭をよぎったのは夫の事。

Me: What should I tell my husband...?

Dr. S: If you would like me to explain the details to your husband, I am happy to do that over the phone. And you have a breast care team to take care of you so you can ask any questions and concerns. You also need to think about how you want to reconstruct your breast. If you wish to put an implant, I myself can do that for you. If you want to use your own tissue, you need to talk to a plastic surgeon so I can refer my colleague. 

右胸のシコリが割と大きいとの事で、その大きさを再確認する為に超音波検査と、左胸の針生検もしましょうと言われ、待合室へ。

待っている間の旦那様とのやり取り。

 

Me: I am waiting for another ultrasound and biopsy now... Apparently this is more serious than I thought... 

Husband: Oh my... What did they say?

Me: It's called "DCIS" and it's an earliest stage of cancer. The doctor told me to take out the breast.... I am quite shocked...

Husband: OMG, that's serious... but I am really glad they caught it early. Still quite shocking though...

Me: I know... I thought the same thing... but taking out the breast part was quite shocking... 

Husband: Yes. That's what I felt too, very serious. I am checking some website about DCIS now. 

Me: I have lots of cysts and the lump is about 4cm. But that's only cyst so what they have to remove is bigger than 4cm size. And I have a small breast which means pretty much removing most of breast tissue. After this procedure, I will talk to my doctor again. 
I wasn’t brave enough to ask if this could be life threatening or not…
Husband: Based on what I read, this can be treated safely, but there is higher possiblity of other cancers in the future.

 

検査後にDr. S と再度お話をし、それが終わると、Breast Care Clinical Nurse SpecialistSilvia を紹介されました。

事の状況を把握はしているけれど、把握出来ないまま、目をパチクリさせてる私に、優しく話し掛けてくれる Silvia 。

これからは彼女を含め4人の specialists が色々な相談に乗って下さるとの事。

Silvia からは、図面によるDCISの詳細、sentinel lymph node biopsy(センチネルリンパ節生検)、乳房再建の選択肢についての説明がありました。

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乳房再建=インプラント挿入一択と思っていたのですが、今は自家組織(自分の身体の一部)での再建方法があると聞き驚きました。

Silvia からは、"Both methods have pros and cons. Every patient is in a different situation and there is no right or wrong answer for breast reconstruction." と言われました。

そして、"I know it's overwhelming and it's hard to take all in. Some are not relevant to your case but here are some booklets to read later so you can think about your reconstruction. Don't worry. Dr. S is a very good surgeon. We are here for you. You are in good hands, so there is no need to worry about anything." この言葉で、固まっていた身体が一気に楽になりました。

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ステージで言うと0(ゼロ)のDCIS(乳房の非浸潤性乳癌)は、適切な治療を行えば、局所の治療(手術)だけで、ほぼ完治をするとの事。

医療の発達で、最近ではDCISと診断される方は増えているんだとか。

正しく『早期発見、早期治療』

とは言え、早期に発見したにも関わらず、悪性度によっては、乳房全切除と言った大変な手術になる事もあるので、ショックは大きいです。

ただ、私も放射線治療などはない(はず🤞)ので、そこはホッとしています。

この日から乳房再建についての情報を得る為に、色々なウェブを読んでいますが、経験者さんのお話は、役に立つのと同時に『皆んなガンバってる』と力を頂きます。

私の経験も誰かのお役に立てると良いなと思っています。


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(これからは頻繁にロンドン市内に行く事になりそうです。いや〜、素敵な景色🤩。)

 

1年2ヶ月+ぶり。

まだ肌寒いのですが、日照時間も長くなり、街中の草木もジワジワと開花し始め、春の訪れが近いのを感じる今日この頃。

皆さん(って誰?って感じですが、とりあえず、1人でも2人でも読者がいると思い込む😅)如何お過ごしでしょうか?


最近何〜にも書いてないなぁ…と思いつつ月日が流れ…、半年、1年…そして、アッと言う間に、前回の投稿から1年2ヶ月以上が経ってしまいました。

怠けてました、すみません🙇🏻‍♀️。

今は、年明けから我が身に降りかかった事で頭がいっぱいなんですが、それについての忘備録も兼ねて、また日々のあれこれを書き始めようかなぁと、やっとこさ重い腰を上げました。

長期で怠けていた間には、私達家族の歴史に残る、忘れられない出来事も色々あったのですが…


To make a long story short, these are the things that have happened to us over the past year and two months.


2021年

12月 Offer accepted

 

2022年

3月 日本一時帰国✈️

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(👆ロシア🇷🇺のウクライナ🇺🇦侵攻で飛行機の路線が北回りへ。アラスカ?グリーンランド?🙄)

5月 Exchange of contracts

  引越し

6月 愛犬との別れ😭😭😭😭😭


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(左:新居の庭にご満悦😃 中:近所の散歩中。小石アート発見 右:お友達からのお悔み花束😭)

 

8月 Life in the UK テスト

  コロナ感染😱

9月 GESEテスト

10月 Indefinite leave to remain (ILR) 英国永住権申請🇬🇧

12月 Alopecia (脱毛症)発覚😱

 

2023年

1月 DCIS発覚🤯🤯🤯

イギリスにてDCISと診断される🤯🤯 - ペリカン英語日記

         中古車購入🚙

2月 ILR interview

 

永住権とDCISに関しては現在進行形でありますが、遅ればせながら、色々あった出来事の詳細など少しずつ綴っていこうかな。

 

先日、お友達の Jasmin と電話でお喋りしている時、彼女がこんなフレーズを使ったんですよね。

 

The long and short of it 

used when making a statement that is brief and that tells someone only the most important parts of something.

日本語では、つまり、要するに、などなど。

 

先の、to make a long story short (手短に[端的に・かいつまんで・一言で]言えば、早い話が)と同じ意味かな?🤔

 

そんなこんなで、とりあえず、またよろしくお願いします🙏🙇🏻‍♀️。

take the edge off

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Nick Sheff 氏著、"Tweak: Growing Up on Methamphetamines" と、Nick さんのお父さん David Sheff 氏著、"Beautiful Boy: A Father's Journey Through His Son's Addiction" の2冊の本を映画化した "Beautiful Boy" を観ました。

この映画を観るのは2回目なんですが、訳あって、一人でまた観る事にしました。

 

先ず、本の題名を見て、Tweak って何?grow up on ってどんな意味と思い調べました。

Tweak とは、ここでは米英語の俗語で、動詞で『覚醒剤メタンフェタミン]を常用する』、名詞で『覚醒剤◆特にメタンフェタミン(クリスタル・メス)を指す。』とありました。

そして、

grow up on something used for talking about things that you did a lot, or things that you had a lot of, when you were a child.

 

これら2冊の本の題名からも分かる様に、ドラッグに関する内容の映画なのですが、ドラッグ依存症になってしまった息子 Nick と、Nick を何とか立ち直らせ様と必死に奮闘する父 David と家族の双方の苦悩が描かれています。

 

Nick と同年代の娘を持つ親としては、どうしても子供目線ではなく親目線で観てしまうのですが、愛する我が子の為に何かがある度に奔走する懸命な、そして信じても何度も落胆させられるお父さん David の姿には胸が締め付けられます。

義理のお母さんとのシーンでも号泣😭😭しました。

 

幸いな事に、両親はもちろん、義理のお母さんも腹違いの兄弟達もずっと Nick を愛して、全面サポートしていました。

私が David ならどこまで我が子を信じてサポート出来るかなぁ、とも考えたりもしましたが、うちのお父ちゃんはこう言う事にはシビアなので、多分結構早い段階で見放しちゃいそうです😅。

 

ドラッグ依存症の若者とその家族の苦悩を描いた、まあ正直、全く明るくはない内容の映画ではあるのですが、映画の描写はとても美しいです。

 

英語レベル的には難しくなかったのですが、せっかくなので、この映画からのイディオムを1つだけご紹介。

 

take the edge off: reduce the intensity or effect of (something unpleasant or severe)

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出願した大学全てに受かり、David は息子 Nick を誇りに思いながら大喜び。

そんな父にお祝いがてら一緒にマリワナを吸おうと持ちかける Nick

躊躇い戒めながらも一緒に一服する場面。

Nick: Dad, you worry too much, all right? Everyone does it. 

David: Just be careful. 

Nick: It's just a little pot. I'm just partying a little. It's just... you know, it's just once in a while. I deserve to party a little now. 
David: Deserve to party

Nick: I do. Look, it just... it takes the edge off things. It takes the edge off of stupid all-day reality.

 

この時にはまだ依存症にまではなっていない Nick

映画の中では何故 Nick が依存症になったのかは描かれてはいないのですが、この会話から、何となくキッカケとなる物が感じ取られます。

私が若かった頃よりも、もっともっと複雑な世界にいる現代の若者達。

色々なプレッシャーや苦悩の中、そんな苦しい思いから束の間の逃避と、ついついお酒やドラッグに走ってしまう子もいるんでしょう。

そして、軽い気持ちで始めたつもりが気付けば依存症に…って事もある。

そして本人だけでなく、せのせいでとっても仲が良かった家族も苦しみ、悲しみ、バラバラになる。

ドラッグ怖いね😰😰。


色々考えさせられる映画 "Beautiful Boy"

機会があれば是非ご覧下さいませ。

 

take the edge off を調べてたら、直ぐにまた出てきました。
1月5日、英首相 Boris Johnson 氏の the House of Commons での statement

 

...

First, I am sure the whole House will join me in paying tribute to everyone working in our NHS and social care, for their extraordinary efforts in the teeth of yet another wave of this pandemic, and for all they have done, together with thousands of volunteers, to get Britain boosted.

                      中略

All of these measures (working from home, face coverings etc) are helping to take the edge off the Omicron wave, slow the spread of infection, manage the immediate pressures on our NHS and buy time for the boosters to take effect.

                                  www.gov.uk

PM statement to the House of Commons on COVID-19: 5 January 2022

pay tribute to : (人)に敬意を表する

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この日、2日後の7日から英国入国に必要だった pre-departure test を不要にするお知らせもあり、私としても嬉しい限り😃。

日本で英語の陰性証明書を取るのって結構高額な上に、私の実家みたいな田舎じゃ、英語の陰性証明書を発行してくれる医療機関も殆ど無いに等しいんですよね。

あ〜あ、早く昔みたいに気軽に普通に日本へ帰国出来る日が来て欲しいな〜。

実家の片付け奮闘記〜体験からのアドバイス

いつかはこの日がやって来るとは思っていた実家の片付けなんですが、この経験を一言で言いますと…

 

めちゃくちゃ大変ッ😣😣‼︎

 

3週間滞在し、早朝から夜中まで片付けに明け暮れ、人の温かい優しさに触れ、感動した今回の帰国。 - ペリカン英語日記 でも書きましたが、友達やご近所さんにも沢山手伝ってもらっても、半分も終わりませんでした。

 

ただ我が家の場合、父が他界した為、気兼ねなく片付けが出来た事は、不幸中の幸いとでも言いましょうか。

父が居たら生前整理なんて100%絶対無理。

父が溜めていた古い新聞でさえも触ると叱られましたから😅。

残念ながら、立地の悪い田舎に建つ築50年もする様な家は、売れも貸しも出来なさそうなのですが、そのまま放置もしておけないので片付けは必須。

空っぽまでには出来ないかもしれませんが、とにかくそこに近い状態までには整理整頓したいところ。

 

お金がある方や時間の無い方は、片付け専門業者さんなどに依頼するのも手ですが、我が家は金銭的に余裕が無いので、自分で片付ける節約コース。

時間がたっぷりあるならば、ただ捨てるのは勿体無い物もあるので、オークションサイトで売ったり、欲しい方にあげたりしたいところですけどね…。

私の様に、実家から離れた場所に住み、限られた時間内でしか片付けが出来ない者には、とにかく時間との戦いとなるので、それはしたくてもなかなか難しいのが現状。

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(👆恐らく80年代物のじゃりン子チエゲームウォッチ。こんなのもオークションに出せばお金になったかもね。Mちゃんの娘ちゃんにあげました。)

 

私なりの実家の片付けアドバイスは以下の通りです。

 

  • 自治体のごみの出し方&ルールを知ろう!

ごみの出し方は各自治体で違うので、市町村のごみ出しガイドブックなどを入手して、ルールに従ってごみを出しましょう。

最初は分別にいちいちガイドブックを見ていましたが、後半ともなると大分要領を得て、サクサク仕分けが出来る様になっていました😊。

 

  • 借りれる力は迷わず借りよう!

親切なお友達やお知り合いがお手伝いを申し出てくれたならば、有り難く受け入れましょう。

特に軽トラックや箱バン、工具などを持っている方は活躍してくれる事間違いなし😄。 

友情も深まるかも😉。

子供もあなどるなかれ。

年齢によっては力になるし、「何コレ〜。ちょうだ〜い。」と、古い思い出の品も捨てずにすみます。

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(軽トラに載る載る!ガンガン積んで、どんどん運べるよ。軽トラ、大活躍!)

 

  • 資源ごみをお金に換えよう!

近場に資源ごみ買取り業者があるか調べてみましょう。

ごみ(資源)が少しでもお金に変わると思えば、俄然やる気が湧いてきます😆。(私は湧いたよ😆!ごみがお金に見えたよ!)

最初は知らずに、古紙や段ボール箱などを市のリサイクルルールに従って、ご丁寧に形を揃えてしっかり縛り指定の場所へ持って行っていましたが、資源ごみ回収業者さんの中にはそんな手間も要らない業者さんもあり、楽ちんな上にお金にもなり一石二鳥。

ただ、業者さんに自宅まで買取&引き取りに来て貰うと、逆にお金を支払わなければならない場合もあります。

実家には鉄や非鉄金属の類が山の様にあり、ある業者さんに見積もりに来て頂き、人件費で8千円掛かかると言われてしまいました。

するとお隣のKさんが、「僕がスクラップ屋さんに運んであげるからキャンセルしな」と。

最終的に、Kさんや私も鉄や非鉄金属類を持ち込みで買取って貰い、計3万円位になりました😆。


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(左:金の盃!お宝きた〜ッ😆‼︎と心高ぶるも、裏に24KGPの刻印が。調べるとただの金メッキ😅。これも鉄屑スクラップ業者行き。右:鉄屑スクラップを集める集める!)

 

  • 古物出張買取業者

ネット検索をすると、自宅まで出張、見積もり、買取までしてくれる沢山の古物商があります。

業者さんによっては、田舎の方だと直ぐには来て貰えない可能性もあります。 

私は、「そちら方面に行けるのは2、3日後になります。」と言われました。 

もし地方の田舎にお住まいなら、時間に余裕を持って早めに予約しとくのが良いかもしれませんね。


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(オーディオ楽器やカメラなどの専門買取業者さんに来て見積もりに来て頂きました。数点引き取りで300円でした😅。)

 

  • 機密文書溶解サービスを利用しよう!

今回はお世話になる事と無かったのですが、簡単に破棄出来ない書類が大量ある場合には、機密文書溶解サービスを利用するのも良いかもしれません。

ネットで検索すると、日本郵便さんやヤマト運輸さんなど私達がよく知る会社から他色々とこのサービスを提供している企業があります。

もちろんお金が掛かるのですが、箱詰めした大量の書類を未開封でそのまま溶解処理してくれます。

私達も日本を去る時にこのサービスを利用しました。

 

  • シルバー人材センターさんを利用しよう!

ある方から「シルバー人材センターさんは、丁寧で良い仕事をされるからおススメ。」と聞き、ジャングル化してしまった庭の手入れをお願いしようと思っていました。

結局は、それも「僕するよ〜」と申し出てくれたお隣のKさんに有料でお願いする事になったのですが、シルバー人材センターを利用するのもアリだと思います。 

Kさんにはくれぐれも怪我をしない様、仮に指がちょん切れても😅私を訴えないでね〜とお願いしたのですが、シルバー人材センターならきっと保険に入っているんだと思うので、そう言った心配も無用。

自治体によって違うと思いますが、幾つか便利なサービスを提供しているみたいなので、何か必要なサービスがあれば、こちらも検討する価値ありだと思います。

 

  • 番外編

〜何とも迷惑な象牙象牙もどきの置物😓〜

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いつの頃からか床の間に鎮座していた👆、父が誰かにそそのかされて買わされたであろう、この悪趣味な象牙象牙もどきの置物😓。

ある古物商に問い合わせをしたところ、制度改正で1995年以降、象牙の取引には登録票が必要との事。

この登録もとても面倒な上に、そもそも私達にはこの置物が本物かどうかさえも分からないので、先ずはそこから調べてなくてはなりません。

問い合わせした古物商さんからは、「サービスで鑑定はしてあげてもいいけど、本物だとしてもうちは要らないです。」と言われてしまいました。

本物だとしても面倒な事が多いからなのか、古物商さんも欲しくないらしい。

でも、取引し辛くなり、象牙価格も下がっていると聞いて poaching (密猟)大反対な私としては嬉しく思いましたし、もっと厳しくなればいいのにとさえ感じました。

結局、リサイクルショップ屋さんが「多分偽物だよ。」と、偽物として引き取ってくれました。

 

〜大失敗した切手の現金化〜

1970年代から流行り出した切手収集ですが、私の父もその流行りに乗った1人。

私は切手の事は全く分からなかったのですが、価値ある切手は、かなり昔々に切手で手紙を出す事が特別だった時に発行されたもの。

(父は持っていませんでしたが、中国の切手も価値あるそうです。)

記念切手でも、かなりの数が生産された切手は高値になる事はないようで、父の記念切手達も明らかにその部類。

 

象牙もどきの置物や大量の引出物の品々を出張買取に来てくれた業者さんから、大量の切手を見て「こんなの売れない。これ全部で5千円で買い取るよ。」と言われ、時間も無かった私はその言い値で取引してしまいましたが、これは大損、大失敗だったなぁと後悔しているところです。

買取業者さんは、額面価格以下でしか買い取ってくれないのですが、60円だったかな?ある価格以上の切手でシートであれば買取ってくれます。

大量の書き損じハガキを84円切手シートに交換して貰い、東京の買取業者さんに持ち込み、7割位の現金に交換する出来、ああ〜全部で5千円なんて、めっちゃ損した😫!

今も悔しい思いでいっぱいです😩。

大量の切手の買取には時間も掛かる様なので、時間のある方はちゃんとした買取業者さんを使われた方が良いと思います。

 

記念硬貨、古銭に古紙幣〜

父の収集物の中には記念硬貨、古銭に古い紙幣もありました。

額面金額より高くなるに間違いナイ‼︎と、浮かれて古物商屋さんに持ち込むも、撃沈。

父のコレクションはほぼ全てが額面金額。 

お金には違いないので損をした訳ではないのですが…多少は利益が出るかもと期待していただけにガッカリしちゃいました。

価値が10倍位だかになったのは幾つかあった古銭だけで、全て合わせてもたった100円程度😅。

古い紙幣は早めにその価値を調べ、額面通りの価値しかなければ銀行で入金しちゃった方が良いかもしれませんね。

 

〜写真のデータ化〜

何年も前に主人のおじさんが「写真を全てデジタル化して、写真は処分するんだ」と話してくれて、私も実家の大量の写真の事を考えていました。 

無料から有料まで、携帯電話のカメラで写真をスキャンしデータ化して保存するサービスも沢山ありますが、今回は Google Photos の無料アプリ Photoscan を使う事にしました。

時間が無い中、何とか120枚弱スキャンしましたが、これがなかなか時間の掛かる作業😅。

写真のデータ化には他にも幾つか方法がありますが、もし私が本格的に写真の処分も視野に入れデータ化するならば…う〜ん、お金掛かっても業者さんに頼むかなぁ…。

ただ、業者さんではデータ化した写真をDVDに保存する方法しかない様で…我が家にはDVDを見る術がないので、どうしましょうって感じです。


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実家の片付けは、ホンットに大変でした。

片付けても片付けても片付かない。 

纏めたごみで埋まった部屋を空にしても、次の日にはまた次のごみで埋め尽くされる。

家に寝泊まりしていると、朝起きるともう片付けなければならない箇所やごみの山が目に入り、朝食を取らながら片付けが始まり、夜は夜で手を付けると際限なくなり、気付けば真夜中。

手も腰もヤラれました😅。

限られた時間を最大限に使い必死に片付けをしたので、実家を後にする日、空港の待合室で搭乗を待つ席で、頭は真っ白、放心状態になっていました。

大変な片付けでしたが、父への感謝と共に、父の死を受け入れる良いプロセスとなりました。

 

とは言え、まだまだ片付けは続く…。