ペリカン英語日記

英語ペラペラじゃない私と日本語ペラペラな英語人との国際結婚。英語力アップの為に日々ゆる〜く勉強中。そんな毎日の中、耳にする英単語やイディオムを書き留めておきます。

イギリスのプライベート医療

イギリスの National Health Services (国民保健サービス)通称NHSは、原則無料で医療を受けられる素晴らしいサービスではあるのですが…。

ここ最近、そのNHSの医療従事者さん達がこぞって賃金値上げを要望するストライキをされていて、救急車利用に支障が出たり、予定されていた医療行為がキャンセルされるなどの混乱が生じているところです。

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👆こんな事が起きている昨今、こうして旦那様が勤務する会社の保険 private healthcare を使える事に感謝🙏。

何故ならば、private healthcare でプライベートの医療を受ける場合は、短い待ち時間で医療行為を受けられるからです。

健康診断後から今日まで受けた色々な検査も待つ事なくサクサクと受ける事が出来ました。

 

ただ、私が過去に受けたNHSmammograms はスムーズでした。

住む場所によってもNHS医療の待ち時間は違うのかもしれませんが、ここ数年は、ロックダウン中に出来なかった多くの医療行為が backlog (未処理分、残務)として溜まりに溜まっていて、更にその上にこのストライキ

どの位待つのかは運次第なところもあるのかもしれません。

 

基本無料なNHSと違い、プライベート医療は料金が発生します。

それをこの private healthcare が負担してくれるのですが、今回初めて private healthcare を使うに当たって、私達夫婦は色々と洗礼を受けている所です。

 

私の場合、健康診断時にGPの先生から referral letter (専門医にかかる紹介状)を頂き、保険会社へ電話をして、保険会社が提携する専門医を紹介してもらいます。

乳腺外科医さんとの予約が取れると、またもや保険会社へ連絡し、次は authorization number (承認番号)を頂きます。

病院の受付でも保険会社名、policy number (保険証券番号)とこの authorization number を聞かれます。

 

初めて保険会社に電話を掛けた時、旦那様が横で聞いていたのですが、質問が理解出来ずに適当にトンチンカンな返答する私を見て、"oh my good..." と頭を抱えていました🥴。

電話での会話はとっても苦手😣。

オペレーターの人も毎日やってる作業だから凄く早口だし。

今は、何回も電話をしているので少しは慣れましたが、まだまだ嫌々電話しています。

 

乳房再建を自家組織でと考えていたので、乳腺外科医の Doctor S から形成外科医の Doctor M を紹介して頂き、もちろんその時も保険会社へ電話をし、authorization number を頂き、最初の consultation を受けました。

 

Breast reconstruction (乳房再建)の選択肢 - ペリカン英語日記

で書いた様に、DCISnon-invasive (非侵襲(性)の)なので、手術を先延ばしにしても良いものかと 乳腺外科医 Doctor Spersonal assistant に聞いていたのですが、何の音沙汰もなく時が過ぎていました。

Doctor S も、私がどの再建にしたのか気にしてないのかなぁ…🤔。

便りのないのは良い便り

No news is good news. 

もしかして急ぎじゃないのかなぁ…🙄。

また、自家組織再建をお腹の組織でするのか、両太ももの組織でするのかかなり悩んでいた為、再度 Doctor M と話をさせて貰う事に。

 

Doctor M との2度目の consultationauthorization number を貰う為、保険会社へ電話をすると、"You know that Doctor M is not a fee assured doctor. If he charges us more than what we have assured, you will need to pay any difference in costs yourself." と。

Whaaaaaaat?!😱 

保険会社と提携を結んでいないお医者さんを受診し、保険会社の規定以上の料金になった場合は、その差額を自己負担しないといけないと!😱

旦那様が慌てて Doctor M のオフィスへ値段の問い合わせをすると、な、な、なんと、日本円で50万強の差額😱😱!

愕然…。

ってかさぁ…保険で全額カバーしないお医者さんを紹介しないでよ〜😩。

すっかりヤル気になっていた私は意気消沈😔。

更には、乳腺外科医の Doctor S には "What is going on? It's the end of March already! You should have had a surgery by now!" と、(ってか、私が聞いていた先延ばし出来ますか?の質問の回答貰ってないんですけど…こっちの方が What's going on? Why didn't you answer my question? って言いたいんですけど😣。)先延ばしNGを宣告されてしまい、更にうちのめされました😭。

50万円を超える手出しは流石に痛い😣。

泣く泣く(マジで泣いてました😭)Doctor S と Doctor M のオフィスに希望では無いインプラントでの手術をお願いする連絡を入れました。

 

自分の希望しない再建となってしまい、考える度にポロポロと涙が…😢。

あまりにもショゲかえっている私を見た旦那様が、保険会社がカバーする先生を探そうと、動き出してくれました。

fee assured の形成外科医の先生を見つけ、予約。

そしてまた、保険会社へ authorization number を貰う電話。

モヤモヤが収まらない私達は、保険会社がカバーされないお医者さんを紹介するってどうなの?

お医者さんを紹介される度に fee assured doctor なのかを確認しないといけないのか?と愚痴ってみました。

すると、"If the fee assured doctor referred the not fee assured doctor to you, you should be covered by our insurance."

Whaaaaaaaaat??😳😳😳

ええええ〜ッ、保険でカバーするんかいなッ‼︎

も〜、保険会社のオペレーターさん達、掛ける度に言う事が違うから困るんですけどぉ。😓

でも、朗報‼︎

またまた、Doctor SDoctor M のオフィスに、最初の希望通りに自家組織での再建でお願いします‼︎と、連絡を入れました。

先生方も「コイツどないなっとんねん?ハッキリせいやッ‼︎」って思ってるかもしれませんが、いやいや、保険会社に振り回されてるんですよ〜😣。

幸い、Doctor Mpersonal assistantCarol がとても出来る人で、任しときッ!とテキパキ動いてくれ、保険会社にも念の為にと、ちゃんと保険がフルカバーされる様にと手紙も書いてくれました。

もう、恐ろし過ぎるんですけど…😰。

治療の事だけ考えていたいけど、保険やお金の心配も絶えないのでなかなか大変です。

 

この後も何度か保険会社に電話をしているのですが、また違う事言われやしないかとヒヤヒヤしていました。

 

また、受ける医療行為の code を聞かれる事もあります。

まだお腹の組織で行う再建 DIEP flap surgery (深下腹壁動脈穿通枝皮弁)にするのか、太ももの組織で行う再建 PAP flap surgery (大腿深動脈穿通枝皮弁)にするのか検討している時には、DIEP flap surgerycode は貰えたのですが、PAP flap surgerycode は分からないと言われ、code の設定が無い手術はどうなっちゃうんだろう?

Doctor M 曰く、PAP flap surgery はここ10年以上行われている珍しくない手術で、保険会社にその code が無いって、遅れてるね〜。

医療はどんどん進化しているので、保険会社もしっかり着いて行って、ちゃんとお金払って下さいね😅🙏。

 

色々と勉強させて頂いてますが、とにかく最終的に、手出しでの支払いが無い事を願ってます🙏🙏。(怖〜い😨)