実家の片付け奮闘記〜体験からのアドバイス
いつかはこの日がやって来るとは思っていた実家の片付けなんですが、この経験を一言で言いますと…
めちゃくちゃ大変ッ😣😣‼︎
3週間滞在し、早朝から夜中まで片付けに明け暮れ、人の温かい優しさに触れ、感動した今回の帰国。 - ペリカン英語日記 でも書きましたが、友達やご近所さんにも沢山手伝ってもらっても、半分も終わりませんでした。
ただ我が家の場合、父が他界した為、気兼ねなく片付けが出来た事は、不幸中の幸いとでも言いましょうか。
父が居たら生前整理なんて100%絶対無理。
父が溜めていた古い新聞でさえも触ると叱られましたから😅。
残念ながら、立地の悪い田舎に建つ築50年もする様な家は、売れも貸しも出来なさそうなのですが、そのまま放置もしておけないので片付けは必須。
空っぽまでには出来ないかもしれませんが、とにかくそこに近い状態までには整理整頓したいところ。
お金がある方や時間の無い方は、片付け専門業者さんなどに依頼するのも手ですが、我が家は金銭的に余裕が無いので、自分で片付ける節約コース。
時間がたっぷりあるならば、ただ捨てるのは勿体無い物もあるので、オークションサイトで売ったり、欲しい方にあげたりしたいところですけどね…。
私の様に、実家から離れた場所に住み、限られた時間内でしか片付けが出来ない者には、とにかく時間との戦いとなるので、それはしたくてもなかなか難しいのが現状。
(👆恐らく80年代物のじゃりン子チエのゲームウォッチ。こんなのもオークションに出せばお金になったかもね。Mちゃんの娘ちゃんにあげました。)
私なりの実家の片付けアドバイスは以下の通りです。
- 自治体のごみの出し方&ルールを知ろう!
ごみの出し方は各自治体で違うので、市町村のごみ出しガイドブックなどを入手して、ルールに従ってごみを出しましょう。
最初は分別にいちいちガイドブックを見ていましたが、後半ともなると大分要領を得て、サクサク仕分けが出来る様になっていました😊。
- 借りれる力は迷わず借りよう!
親切なお友達やお知り合いがお手伝いを申し出てくれたならば、有り難く受け入れましょう。
特に軽トラックや箱バン、工具などを持っている方は活躍してくれる事間違いなし😄。
友情も深まるかも😉。
子供もあなどるなかれ。
年齢によっては力になるし、「何コレ〜。ちょうだ〜い。」と、古い思い出の品も捨てずにすみます。
(軽トラに載る載る!ガンガン積んで、どんどん運べるよ。軽トラ、大活躍!)
- 資源ごみをお金に換えよう!
近場に資源ごみ買取り業者があるか調べてみましょう。
ごみ(資源)が少しでもお金に変わると思えば、俄然やる気が湧いてきます😆。(私は湧いたよ😆!ごみがお金に見えたよ!)
最初は知らずに、古紙や段ボール箱などを市のリサイクルルールに従って、ご丁寧に形を揃えてしっかり縛り指定の場所へ持って行っていましたが、資源ごみ回収業者さんの中にはそんな手間も要らない業者さんもあり、楽ちんな上にお金にもなり一石二鳥。
ただ、業者さんに自宅まで買取&引き取りに来て貰うと、逆にお金を支払わなければならない場合もあります。
実家には鉄や非鉄金属の類が山の様にあり、ある業者さんに見積もりに来て頂き、人件費で8千円掛かかると言われてしまいました。
するとお隣のKさんが、「僕がスクラップ屋さんに運んであげるからキャンセルしな」と。
最終的に、Kさんや私も鉄や非鉄金属類を持ち込みで買取って貰い、計3万円位になりました😆。
(左:金の盃!お宝きた〜ッ😆‼︎と心高ぶるも、裏に24KGPの刻印が。調べるとただの金メッキ😅。これも鉄屑スクラップ業者行き。右:鉄屑スクラップを集める集める!)
- 古物出張買取業者
ネット検索をすると、自宅まで出張、見積もり、買取までしてくれる沢山の古物商があります。
業者さんによっては、田舎の方だと直ぐには来て貰えない可能性もあります。
私は、「そちら方面に行けるのは2、3日後になります。」と言われました。
もし地方の田舎にお住まいなら、時間に余裕を持って早めに予約しとくのが良いかもしれませんね。
(オーディオ楽器やカメラなどの専門買取業者さんに来て見積もりに来て頂きました。数点引き取りで300円でした😅。)
- 機密文書溶解サービスを利用しよう!
今回はお世話になる事と無かったのですが、簡単に破棄出来ない書類が大量ある場合には、機密文書溶解サービスを利用するのも良いかもしれません。
ネットで検索すると、日本郵便さんやヤマト運輸さんなど私達がよく知る会社から他色々とこのサービスを提供している企業があります。
もちろんお金が掛かるのですが、箱詰めした大量の書類を未開封でそのまま溶解処理してくれます。
私達も日本を去る時にこのサービスを利用しました。
- シルバー人材センターさんを利用しよう!
ある方から「シルバー人材センターさんは、丁寧で良い仕事をされるからおススメ。」と聞き、ジャングル化してしまった庭の手入れをお願いしようと思っていました。
結局は、それも「僕するよ〜」と申し出てくれたお隣のKさんに有料でお願いする事になったのですが、シルバー人材センターを利用するのもアリだと思います。
Kさんにはくれぐれも怪我をしない様、仮に指がちょん切れても😅私を訴えないでね〜とお願いしたのですが、シルバー人材センターならきっと保険に入っているんだと思うので、そう言った心配も無用。
自治体によって違うと思いますが、幾つか便利なサービスを提供しているみたいなので、何か必要なサービスがあれば、こちらも検討する価値ありだと思います。
- 番外編
いつの頃からか床の間に鎮座していた👆、父が誰かにそそのかされて買わされたであろう、この悪趣味な象牙?象牙もどきの置物😓。
ある古物商に問い合わせをしたところ、制度改正で1995年以降、象牙の取引には登録票が必要との事。
この登録もとても面倒な上に、そもそも私達にはこの置物が本物かどうかさえも分からないので、先ずはそこから調べてなくてはなりません。
問い合わせした古物商さんからは、「サービスで鑑定はしてあげてもいいけど、本物だとしてもうちは要らないです。」と言われてしまいました。
本物だとしても面倒な事が多いからなのか、古物商さんも欲しくないらしい。
でも、取引し辛くなり、象牙価格も下がっていると聞いて poaching (密猟)大反対な私としては嬉しく思いましたし、もっと厳しくなればいいのにとさえ感じました。
結局、リサイクルショップ屋さんが「多分偽物だよ。」と、偽物として引き取ってくれました。
〜大失敗した切手の現金化〜
1970年代から流行り出した切手収集ですが、私の父もその流行りに乗った1人。
私は切手の事は全く分からなかったのですが、価値ある切手は、かなり昔々に切手で手紙を出す事が特別だった時に発行されたもの。
(父は持っていませんでしたが、中国の切手も価値あるそうです。)
記念切手でも、かなりの数が生産された切手は高値になる事はないようで、父の記念切手達も明らかにその部類。
象牙もどきの置物や大量の引出物の品々を出張買取に来てくれた業者さんから、大量の切手を見て「こんなの売れない。これ全部で5千円で買い取るよ。」と言われ、時間も無かった私はその言い値で取引してしまいましたが、これは大損、大失敗だったなぁと後悔しているところです。
買取業者さんは、額面価格以下でしか買い取ってくれないのですが、60円だったかな?ある価格以上の切手でシートであれば買取ってくれます。
大量の書き損じハガキを84円切手シートに交換して貰い、東京の買取業者さんに持ち込み、7割位の現金に交換する出来、ああ〜全部で5千円なんて、めっちゃ損した😫!
今も悔しい思いでいっぱいです😩。
大量の切手の買取には時間も掛かる様なので、時間のある方はちゃんとした買取業者さんを使われた方が良いと思います。
〜記念硬貨、古銭に古紙幣〜
父の収集物の中には記念硬貨、古銭に古い紙幣もありました。
額面金額より高くなるに間違いナイ‼︎と、浮かれて古物商屋さんに持ち込むも、撃沈。
父のコレクションはほぼ全てが額面金額。
お金には違いないので損をした訳ではないのですが…多少は利益が出るかもと期待していただけにガッカリしちゃいました。
価値が10倍位だかになったのは幾つかあった古銭だけで、全て合わせてもたった100円程度😅。
古い紙幣は早めにその価値を調べ、額面通りの価値しかなければ銀行で入金しちゃった方が良いかもしれませんね。
〜写真のデータ化〜
何年も前に主人のおじさんが「写真を全てデジタル化して、写真は処分するんだ」と話してくれて、私も実家の大量の写真の事を考えていました。
無料から有料まで、携帯電話のカメラで写真をスキャンしデータ化して保存するサービスも沢山ありますが、今回は Google Photos の無料アプリ Photoscan を使う事にしました。
時間が無い中、何とか120枚弱スキャンしましたが、これがなかなか時間の掛かる作業😅。
写真のデータ化には他にも幾つか方法がありますが、もし私が本格的に写真の処分も視野に入れデータ化するならば…う〜ん、お金掛かっても業者さんに頼むかなぁ…。
ただ、業者さんではデータ化した写真をDVDに保存する方法しかない様で…我が家にはDVDを見る術がないので、どうしましょうって感じです。
実家の片付けは、ホンットに大変でした。
片付けても片付けても片付かない。
纏めたごみで埋まった部屋を空にしても、次の日にはまた次のごみで埋め尽くされる。
家に寝泊まりしていると、朝起きるともう片付けなければならない箇所やごみの山が目に入り、朝食を取らながら片付けが始まり、夜は夜で手を付けると際限なくなり、気付けば真夜中。
手も腰もヤラれました😅。
限られた時間を最大限に使い必死に片付けをしたので、実家を後にする日、空港の待合室で搭乗を待つ席で、頭は真っ白、放心状態になっていました。
大変な片付けでしたが、父への感謝と共に、父の死を受け入れる良いプロセスとなりました。
とは言え、まだまだ片付けは続く…。