ペリカン英語日記

英語ペラペラじゃない私と日本語ペラペラな英語人との国際結婚。英語力アップの為に日々ゆる〜く勉強中。そんな毎日の中、耳にする英単語やイディオムを書き留めておきます。

子供をバイリンガルに育てたい‼︎その4

4歳から「インターナショナルスクール」に通った日本人の残念すぎる末路(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース

 

最近、100%日本人家庭でもお子さんをインターナショナルスクールに入れるケースが増えているらしいですね。

『子供を日英バイリンガルに育てたい!』と思う方達の1つの選択肢なんでしょうか。

 

うちの娘の通っていたインターナショナルスクールにも、私達の様などちらかが日本人の国際結婚組、両親共に外国人組、そしてもちろん両親共に日本人組もいらっしゃいました。

 

全員と話した訳ではないので、実際のところはどうか分かりませんが、両親共に日本人組に、両親のどちらかが英語が堪能と言うご家庭はそれ程多くはなかったと思います。

娘の同級生の中に、ご両親共に英語堪能な日本人家族も2組いらっしゃいましたが、これは珍しいケース。

(1家族は、両親共に大学教授か何かされてて、お母さん自身も老舗インターナショナルスクール出身。別荘も所有するこのお金持ち家族は数年後に渡米。

もう1家族は、両親共にニューヨークの金融機関でバリバリ働いていて、子供は米国生まれ。数年あちらで過ごしていたので、英語堪能。)

 

両親共に日本人のご家庭は、私達みたいな庶民と違い、お金持ちが多いのも特徴の1つです。

(詳細はこちら💁🏻‍♀️ 子供をバイリンガルに育てたい‼︎その5〜ちょっとしたインターナショナルスクールの話 - ペリカン英語日記 )

会社経営をされてる方が多く、有名企業のオーナーさんも数人いらっしゃいました。

そしてもちろん、芸能人さん達もチラホラ。

 

実際にこれらの皆さんと話をした事がないので分からないのですが、海外帰国組ではない日本人家族さん達は、バイリンガルにしたい以外にはどういった理由でお子さんをインターナショナルスクールに入れたのか、卒業後はどうさせたいと思っているのか、実際その後どうなったのか、私も大いに気になるところです🤔。

(ただ…芸能人さん達のケースは、これはあくまで私の勝手な想像なんですが…日本の学校で目立たちたくないのも1つの理由かなぁと。

何故なら、インターナショナルスクールだと、彼らが(歌手や俳優など)何者なのかを知らない外国人父兄さんが殆どだからです。

でも、ある有名な芸能人父兄さん達を見て、ちょっと可哀想だなぁと感じたのは、英語出来る方が少ないので、外国人父兄さんとの交流も少なく、またこちら日本人父兄サイドも、なまじっか有名人だと知っているから、他の父兄さん達に接する様に気軽に話し掛けるのも躊躇してしまいます。

なので、なかなか父兄内で仲良くなり辛いのかなぁとか思っちゃいました。

そうそう、校内で野球帽🧢、サングラス🕶にマスク😷姿の『俺に構うなよ!オーラ』全開の有名芸人さんを見掛け、「そんなにしなくても話し掛けませんから。」と、ちょっと笑っちゃいました😂。

それとは逆に、ある女優さんは、いつも見ても和やかな感じで、目が合えばいつもニコリと笑顔で素敵でしたね。)

 

中学受験、高校受験の前に日本の学校へ転校するお子さんも多いのですが、そう言ったお子さん達は、多分ですが、日本語の勉強も学校以外でモーレツにやってたんじゃないかと思います。

インターナショナルスクールでも日本語の授業はありますが、当然日本の学校のそれとは、時間も内容も比較にならない程ですから、途中から日本の中学や高校に入り、日本語の授業を理解するにはそれなりの日本語能力が必要不可欠である事は間違いないでしょう。

途中から日本教育へシフトされる日本人家族さん達の中には、受験の為に『インターナショナルスクールに居た』と言う箔付けが目的な方もいらっしゃると聞いた事もあります。

 

娘の同級生Eちゃんのママ🇯🇵(お父さんも🇯🇵。2人とも英語は話せない。)から「うちの娘達は、家でも日本語を猛勉強させてる。」と聞いて感心したのを覚えています。

Eちゃんの英語並びに日本語のレベルがどうなのか(どうなったのかは)分かりませんが、EちゃんもEちゃんのお姉ちゃんも、彼女達の第一母国語は何なんだろう?🤔

Eちゃんもキンダーから同じインターナショナルスクールに通っていましたが、彼女がツルんでいたのは同じく英語が話せない日本人両親のお子さん達で、彼らは仲間内では日本語を使っている事が多かった様に見受けられました。

彼らは日本語でのコミュニケーションが、うちの娘の様に英語が母国語の子達は、日本語は分かっても、英語でのコミュニケーションが楽なので、自然とそんなグループになってしまうのでしょう。

 

日本人家庭でも、海外帰国組で子供さんの英語力を保持したいとか、親御さんの仕事の都合などで将来海外移住の可能性があるなどの理由でインターナショナルスクールに通わせているなら理解出来なくもないのですが、そうでない方達は英語教育の目的以外に、何をもって100%日本人のお子さんをインターナショナルスクールに通わせるんでしょうか?🤔

おまけに、親御さん自身が英語話せない家庭も多い…。

 

小さい頃から英語を身近にさせておきたい!

色んな国の子供達に囲まれて、国際的な感覚を養わせたい!

そんな親心は、私にもよ〜くよ〜く分かるのですが、日本人として英語人に囲まれていると、日本の歴史や文化を知っておく事の重要性もヒシヒシと感じます。

(私は賢くないので、そう言う事を知らなさ過ぎて、今苦労してます😓。

学校にもよるとは思いますが、娘の学校では歴史を学ぶ時間が物凄く少なかったと記憶します。

確かに色んな国の子達が集まる学校で、歴史の授業って難しそうですよね。

子供内でケンカとか起きちゃう可能性も無きにしもあらずだったりして…😬。)

 

将来、日本人として日本に住み、日本の企業なり、日本人も沢山働いているであろう外資系企業で働くのであれば、きちんとした日本語も日本人社会でのアレコレを知っておくのも必要なのではないでしょうか?

そして、日本語って断然、英語よりも学ぶに難しい言語だと思うので、日本人として日本語をキチンと学んでおく事って大切だと思うのですが。

(私もブログをスッタモンダしながら書いてます。日本語、難しい😅。)

 

上記の記事に対するコメントの中に、

そもそも『英語喋れる=何でも優秀』みたいな先入観が間違え。

英語は単なるコミュニケーションツールの一つ。
『優秀な人』と『英語喋れる人』は全く関係ない。

とあったのですが、確かにその通りだと思います。

私も、娘が『ただ英語が喋れるだけの人』ではなく、これからは更にしっかり大学で専門知識を(英語で)学び、色んな人と交流し意見を交わし合い、『中身のある人』になって欲しいです。

 

私が娘の日本語教育を熱心に取り組まなくなったのにはキッカケがあります。

それは、主人のお友達Mさんと会った事でした。

Mさんは、100%日本人なのですが、親御さんの仕事の関係で長年アメリカ🇺🇸で暮らしていて、学校も現地校に通っていました。

ある時お父さんから「そうだM。週末に日本人学校通って、日本語を勉強した方が良いんじゃないか?」と聞かれるのですが、「え〜、忙しくなっちゃうし、通わなくてもいっかな〜。」と。

お父さんも「ふ〜ん、分かった。」てな事で、結局日本語をちゃんと学ばなかったんですね。

なので、Mさんは日本人だけど日本語はあまり話せません。

でも彼女は、「日本人で日本語話せないけど、困った事は特にない。逆に英語ネイティブである事の方が(仕事の)可能性は広がる。」と。

コレを聞いた時、実は何だか肩の荷が降りた気分でした。

母親が日本人なんだから、『半分日本人の娘も日本語は話せないとダメでしょ〜』とか、『やっぱりバイリンガルに育つんだよね〜』と言った様なプレッシャーから解放された気がしました。

(そんなMさんは、現在アメリカ🇺🇸ではなく、グラフィックデザイナーとしてイギリス🇬🇧で暮らしています。

最近は、旦那様と日本の映画にハマってるらしいのですが、もしかしたら今になって『日本語、もう少しちゃんと学んでおけば良かった。』って思ってるかもしれませんね😄。)

海外に住んでいる日本人家族さん達は、お子さんの日本語力を保つのに色々苦労があるでしょうし、何よりお子さん自身が日本語の勉強を頑張らないといけないので大変ですね。

 

インターナショナルスクールに通いながら、その学校の課題の上に、Eちゃんの様に日本語もガツガツ勉強させるのは、うちの娘にはかなり大変だし、多分娘は途中で放棄してただろうと思います。

(日本語嫌いになってたかも。)

娘は、負担にならない程度にボチボチ日本語は学んでいましたが、英語も日本語も中途半端な『ダブルリミテッド』になって欲しくなかったので、我が家はほぼ英語重視にしていました。

 

あっちこっちに行ってしまい、一体何が言いたいの?な文章になってしまいましたが、つまるところ、子供を(両方アカデミックレベルの)バイリンガルに育て上げるのって本当に大変なんですよ。

何よりも子供本人が努力をしていかないといけないので、一番大変だと思います。

私的には、無計画に100%日本人のお子さんをインターナショナルスクールに入れる事には疑問を感じるのですが、もちろんどの家庭も『我が子に良い(英語)教育を与えて、可能性を広げてあげたい』との、熱い親御さんの思いが根底にあるのは間違いありません。

私達夫婦も『娘をインターナショナルスクールに入れた事は正解だったのだろうか?』と幾度となく自問してきました。

いつの日か『間違いではなかったね。』と思える日が来る事を願っています。

 

記事上の中村君。

『残念すぎる末路』なんて言われちゃってますが…。

親御さんなりに、愛する息子さんの将来を思い、良かれと思った選択である事は間違いない訳で、ただ残念ながら上手く行かなかっただけ。

そんな事もあるんですよ。

親だって子供の教育はいつも手探り状態。

今はダブルリミテッドなのかもしれませんが、まだまだ若いので修正はきくはず。

ガンバれ、中村君!👊(スゴいシメ😆。)

 

子供をバイリンガルに育てたい‼︎ その3 - ペリカン英語日記